こんにちは!学校や外部会場などでいろいろな『模試』を受けていきますね。

模試は模擬試験の略です。スポーツや音楽で言えば、大切な試合の前の練習試合や演奏会の前のリハーサルといったところでしょうか。

ここでは、伸びる人がやってきた、模試後に見るべき3つの大事なポイントについて解説します。

テストは本番のつもりで受ける

それまで練習してきたことがきちんとできるかどうかを試すのが模試やテストですから、本番のつもりで受けることはもちろん、

自分がどこが足りないのかを見つけるために全力で取り組まなければいけません。

学校のテストも模試も、結果をしっかりと受けとめて上達していくために、まず以下の点に注意してください。

テストを受けたあとで、やってはいけない行動3選

  1. 「なんとなく取れた」、「なんとなく取れなかった」で終わってしまう
  2. 「苦手科目」の結果から、つい目を背けてしまう
  3. 「ミスった」や「時間が足りなかった」と自分に言い訳してしまう

1の「なんとなく」は、成長を阻害する大きな要因です。どこがいけなかったのか?を考えるのはもちろん、どこを直せばよいのか?を考えましょう。それは勉強の中身よりも勉強の仕方に原因があるケースが多いです。

2の「苦手科目」。だれにでも苦手はあります。問題なのは1と同じで、「なんとなく苦手」で過ごしてしまいがちなことです。具体的に掘り下げて、どの単元が苦手で、どの単元なら平均まで伸ばせそうなのかを見ましょう。

3の「ミス」や「時間不足」を言い訳にするクセがつくと、間違いの原因が分からないままになって同じ間違いをくり返します。間違いが続くと自然とおもしろくなくなって、弱点を直す機会を逃してしまいがちです。

伸びる人はやっている!テスト後に見るべき3つの大事なポイント

テストや模試の成績が返ってきたらここを見ましょう

1点数だけでなく『偏差値』を見る

テストや科目によって平均点や得点の散らばりが変わります。得点の取れ具合や全体の中での大まかな位置を示すのが偏差値だと考えておくとよいでしょう。

平均点を取ると『偏差値50』です。偏差値50~52ぐらいであれば、だいたい平均ぐらいにいるなと分かりますね。48~49であればもう一歩で平均。逆に45以下であれば頑張らないといけないと分かります。またほとんどの場合、地域でトップ校と言われる学校を目指す場合には『偏差値60以上が必要』といわれます。

それぞれの科目でも偏差値を見て『得意を伸ばし、苦手は平均を目指す』という作戦で、さらに細かく見ていくとよいでしょう。

2全体の中での『位置』を見る

成績表には合計点や科目ごとに、『70点から80点までに何人いました』などの分析を、柱状のグラフで表示されているものが多いです。

伸びるひとはここも見ています。偏差値では分からなかった『ライバルの数』が分かるからです。自分と同じぐらいの力を持っているひとがどのくらいいるのかを見ることで、今の実力をまだまだだと捉えたり、あと何人抜くぞという気持ちが芽生えてきまてよい刺激になります。

仮にとても低い位置でショックを受けたとしても、それにへこたれないことです。低い原因は過去の自分にあって、自分が変われば結果は変えられます。『挑戦し続ける人は必ず伸びる』と信じて、勉強の自己記録を更新していくことです。

3科目ごとに『テーマ別の理解度』を見る

3つの中で最も大事なのが、この『テーマ別理解度チェック』です。学校のテストではここまでの分析は難しい場合が多いので、いろいろな模試を活用しましょう。

例えば、「理科では植物は理解度は高いけれども、水溶液の理解度が低い」や、「歴史では平安時代はよく覚えているが、鎌倉から室町時代の整理が足りていない」などの細かい理解度を見ることで、どこを強化しなければいけないのかをつかむことができるのですね。

逆にいうと、やってはいけない行動3選にあった「なんとなく」で終わってしまっている人は、この『テーマ別理解度チェック』をやるようにしましょう。

さらに「なんとなく苦手」から「こことここが苦手」をはっきりつかむことで、これからの学習ポイントが分かりますし、苦手科目の中にも自信が持てるテーマが見えてくるはずです。自信が持てるテーマをさらに強化して、苦手なテーマを集中学習して平均点までもっていけば、合計では平均点を越えることができます。気が付けば、苦手科目が苦手科目ではなくなっていた。そういうケースもこれまで多くありました。

模試ではこの3つの大事なポイントを見ていきましょう!

能開が行うティエラEXオープン模試では、この3つの大事なポイントが分かりやすく見られるように成績表を作っています。

模試を活用して、この秋から冬にかけて伸びるきっかけをつかんで、春に大きな成長を実感できるように頑張っていきましょう。