今の中学3年生の皆さんが受験する「令和7年度入試」。
福岡県より、「推薦による入学者選抜」と「特色化選抜」を同じ日に行うという日程が4月に発表され、その後、私立高校の入試日程が出そろいました。
これまで以上に大変になることが予想されています。
主な入試日程をまとめました。
大きく変わる点は、
- 県立高校の推薦入試と特色化選抜が、併願する私立高校入試よりも前にある
- 併願する私立高校の入試を受ける段階では、推薦や特色化選抜の結果はまだ分からない状態
- 私立高校の前期入試日と高専の一般入試日が接近した結果、高専一般受験者にとっては連続入試になる
特に推薦入試・特色化入試は要注意
これまで、福岡県の県立高校を第一志望に考えている場合、一般入試の前にある推薦入試に挑戦する受験生も多くいました。受験の機会が1つ増えるという利点と、早く合格(=内定)することで次の高校の学習に進んで入学に備えられるという利点があります。もちろん、推薦の対策と通常の入試対策を並行して行うので大変です。毎年、志願理由書の添削や面接練習、作文対策を行っていますが、その練習を通して自分の将来を真剣に考えるようになっていく姿には感心します。その中で併願する私立高校を受験していきます。第一志望にもしも届かなかった場合に納得して通える学校や科を選びますから、この受験対策にも手は抜けません。この併願私立の結果が分かってから、つまり合格通知を受け取ってから推薦の入試に向かうことができたのが、これまでの入試日程です。
<推薦選抜:昨年度の流れ>
併願する私立高校の入試(1/31)→私立高校の結果が分かる(2/3~)→推薦選抜入試(2/6)→推薦選抜の結果が分かる(2/13)→結果によって一般入試へ
この学区では昨年度、三池高校、ありあけ新世高校、三池工業高校が、従来の推薦入試を特色化選抜に変えて入試を行われました。1/24に入試が行われ、私立前期入試の前にその結果(=内定)が分かる日程でした。
<特色化選抜:昨年度の流れ>
特色化選抜入試(1/24)→特色化選抜の結果が分かる(1/29)→併願する私立高校の入試(1/31)→私立高校の結果が分かる(2/3~)→結果によって一般入試へ
<注意点と対策>
県立高校を第一志望にしていて、推薦や特色化選抜の受験を考えている受験生の今年度の流れと注意点、その対策をまとめましたので参考になれば。
<今年度の流れ>
推薦選抜・特色化選抜入試(1/30)→併願する私立高校の入試(2/4)→推薦・特色化の結果が分かる(2/5)→私立高校の結果が分かる(2/6~)→結果によって一般入試へ
①推薦も特色化も12月に学校で行われる三者面談で最終決定していましたが、特に推薦入試は対策の期間が短くなります。
対策1:志願理由書に書く材料を早めから集めておくことが大切。つまり、進学することだけでなくその先の自分が歩んでいきたい道をはっきり言えるようにすることです。
➁入試は初めての場所で知らないライバルたちと競います。緊張する中で力を出す経験をどれだけ積み重ねてきたかはとても重要です。
対策2:併願する私立高校も含めて、「入試問題への慣れ」を早めに始めること。高専一般入試を目指す受験生も同様です。
③受かりやすいのはどれか?という考え方は捨てましょう。気が緩んで受かるラインにも届かないことがよくあります。
対策3:すべての入試を最高の形で突破することを目指す。それぞれの対策を偏りなく行うことが大切です。
最重要!いち早く受験モードの生活に入ること
オープンスクールにも参加して、学校選びに悩む頃ですね。進学懇談会では、さらに細かい情報や注意点などもお伝えしていきます。