ここ最近ニュースや天気予報でも盛んに取り上げられている『黄砂』ですがどこから来てるか知っていますか?
なんと遠くはるばる中国からやってきます。生まれは中国にあるゴビ砂漠やタクラマカン砂漠、黄土高原にある砂が北西からの強風にあおられて空高く舞い上がり日本までやってきます。最近は気象レーダーの性能も良くなり、黄砂が飛んできているのがはっきりとわかるようになってきました。その移動距離はなんと1万キロ以上飛んでアメリカでも観測されることがあるみたいです。
中国からやってくる黄砂ですが当然、中国の国内やお隣の韓国でも深刻な被害が出ているみたいです。
中国では車が昼でもライトをつけて走ったり、マスクを二重にして生活したりしているそうです。韓国でも政府が保育園や学校に対して休校するように勧告を出しているようです。日本でも洗濯物が外に干せなかったり、窓を閉めていてもフローリングがざらざらしていたり、車がほこりをかぶったように真っ白になったりしますね。
毎年この時期になると何度か日本にも飛来する黄砂ですが、どうやら季節的なものではなく『環境問題』も影響しているそうです。
それが『森林伐採による砂漠化』や『家畜の過放牧による砂漠化』の影響です。もともと雨の少ない中国西部で森林や草原の減少は砂漠の拡大に直結します。中国だけではなく世界全体で考えたい問題ですね。